青島市山東青島ハイテク産業団地内の企業に、電力ならびに工場プロセス用・暖房用の蒸気を供給
2017年11月6日、三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下、MHPS)は、中国・山東省青島市で青島能源開源熱電有限公司(以下、同有限公司)が進める出力8万kW級のLNG(液化天然ガス)焚きガスタービン・コンバインドサイクル(以下、GTCC)発電所建設プロジェクト向けに、H-25形ガスタービン(以下、同ガスタービン)を2基受注したと発表した。
同ガスタービンは、同市・山東青島ハイテク産業団地内の企業に、電力と工場プロセス用・暖房用の蒸気を供給するコージェネレーション(熱電併給)設備の中核機器となるもので、運転開始は2018年12月の予定だ。
なお、発電所の建設を進めている同有限公司は、青島市政府の所有で、運営も手掛ける。
GTCCコージェネ設備について
同設備はガスタービン、蒸気タービン、発電機、排熱回収ボイラーなどで構成され、このうち、MHPSは同ガスタービンを日立工場で製作し、主契約者である哈爾濱広瀚動力技術発展有限公司を通じて供給する。
同ガスタービンは、保守が容易で、保守の頻度も少なくてすむ信頼性の高い重構造型と呼ばれるタイプであり、排熱回収ボイラーにより高温な排熱を熱交換して、発生した蒸気を産業団地向けに送気する。
(画像は三菱日立パワーシステムズ公式ホームページより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
https://www.mhps.com/jp/news/20171106.html