建設現場における作業員の負荷を軽減
2017年11月7日、トピー工業株式会社(以下、トピー工業)は、株式会社竹中工務店および岡谷鋼機株式会社と共同で、建設現場における作業員の負荷軽減を目的に、スマートフォン等の無線通信による操作で資材を搬送できる、全方向移動クローラー型搬送支援ロボット「クローラーTO(トゥ)」(以下、同ロボット)を開発したと発表した。
建設作業現場では、資材の運搬で工事用エレベーターを使用する際に、荷捌きスペースが広い場合は、フォークリフトで資材の積み込みを行うことができる。
しかしながら、スペースが狭い現場では、運搬用台車を作業員がエレベーターまで押して積み込む必要があるが、資材を載せた台車は重量物であるため、作業時間がかかるとともに、大変な重労働となっている。
「クローラーTO」の概要
同ロボットは、狭いスペースでも、重量物を積載した台車の下に潜り込み、リフター機能を使って持ち上げ、搬送する。
また、同ロボットは、トピー工業の「OMNICRAWLER」を移動機構により、前後左右全方向に移動可能で小回りが利き、高齢作業者や、女性作業者でもスマートフォンで簡単に操作できるため、建設作業所における搬送作業の省力化が可能となる。
今後、トピー工業など3社と建設機械レンタル会社が共同で試行と改良を重ね、2018年2月を目標にレンタルおよび販売を開始する計画とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
トピー工業 ニュースリリース
http://www.topy.co.jp/