2018年3月「川崎水素ステーション」を開設
日本エア・リキード株式会社は11月6日、神奈川県川崎市に「川崎水素ステーション」を2018年3月開設する、と発表した。
日本での商業用水素ステーション運営実績は、愛知県2か所、佐賀県、福岡県、兵庫県の5か所である。
燃料電池自動車1台を充填する時間は3分以内
経済産業省は、水素社会の実現に向けて、平成26年の「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を平成28年3月改訂し、水素ステーションの整備目標を設定した。
整備目標は、2020年度までに160か所程度、2025年までに320か所程度で、2020年代後半までに水素ステーション事業の自立化を目指す。さらに、2030年目標の燃料電池自動車(FCV)普及台数80万台程度に対しては、水素ステーション換算で900基程度が必要としている。
川崎水素ステーションは、同社の川崎オキシトン株式会社川崎工場のガス製造拠点に隣接し、経済産業省と神奈川県から助成金を得て建設される。
神奈川県と川崎市は、水素エネルギー普及に積極的であり、川崎市において初の定置式水素ステーションとなる。
日本エア・リキードは、圧縮機と蓄圧器を1つの筐体に収めたパッケージ方式で水素ステーションを建設することで、建設時間短縮とコスト削減を実現し、今後のモデルにしたいとしている。
川崎水素ステーションは、FCV1台を充填する時間は3分以内という。
2018年3月に竣工し、4月営業を開始するとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日本エア・リキード株式会社のニュースリリース
https://industry.airliquide.jp/171106kawasakihrs01