都市環境気候を考慮したまちづくりワークショップ 金沢工大にて開催

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都市環境気候を考慮したまちづくりワークショップ 金沢工大にて開催

2017年11月05日 22:45

希望者は見学・聴講可

金沢工業大学で11月13日(月)、「都市環境気候を考慮したまちづくりワークショップ(金沢の将来像を描く)」が、同大扇が丘キャンパス23号館1階パフォーミングスタジオにて開催される。建築学科円井基史准教授の研究室が主催するもので、当日13時より開始。希望者は見学・聴講が可能となっている。

研究室蓄積のデータを専門家と共有・意見交換

近年ヒートアイランド(都市温暖化)が都市における課題の一つとなるなか、市街地内やその近くにある斜面緑地で生成する夜間冷気流が、熱帯夜を中心とするヒートアイランドの緩和に貢献することが明らかになっている。

こと金沢市においては、環境面で都市の微気象、夏季夜間の暑熱環境改善につながる、卯辰山や金沢城公園等緑地や用水が多数存在している。この金沢市街を研究対象とする円井研究室では過去約8年間にわたり、環境シミュレーションによる熱環境分析や人工排熱の実測、昼夜通しての夏季気温分布図の作成、緑地からの夜間冷気流の実測などを行ってきた。

今回のワークショップでは、市の担当者や建築家、都市計画コンサルなど、都市計画を専門とする約25名を招へい。「金沢駅前」「武蔵が辻」「片町・香林坊・広坂」の3エリアを対象としたまちの将来像をベースに、熱環境、都市気候を考慮した金沢のこれからの都市計画や建築設計について、研究室が蓄積してきた研究成果を活用してのグループ討議を実施する。

都市環境・計画に対する新たな発見・気付きに期待

同研究室ではワークショップを通じて、金沢のこれからの都市計画や建築設計について意見を交わすとともに、異業種間の意見交換が行われることで、都市の環境と計画に対する新たな発見・気付きが得られることに期待したいとのこと。

また今回のワークショップを含め、同研究室は今後、保持する情報をまちづくりの専門家が利用しやすい形に整理し、活用してもらうことも視野に入れ検討を進める考えだ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

金沢工業大学 プレスリリース(共同通信PRワイヤー)
https://prw.kyodonews.jp/opn/release/201711027537/

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