もみ殻を燃料とした発電施設を建設
フジタは10月30日、ミャンマーでもみ殻を燃料とした発電事業に着手したと発表した。
この事業は、ミャンマーで農業関連事業を手掛けるMyanmar Agribusiness Public Corporation Limited(以下「MAPCO社」)と合弁で設立したMyaung Mya FM Biomass Power Co., Ltdが請け負うもの。もみ殻を燃料とした発電施設を建設し、発電した電力を販売する。
エーヤワディ地域の活性化に貢献
発電施設の建設地となるエーヤワディ地域は、ミャンマーでも稲作が盛んな地域である。しかし、電力系統の末端地域に位置するため、慢性的な電力不足に陥っている。
電力不足によって精米工場の安定稼働や品質確保が困難となっている上に、精米工場から発生するもみ殻の不法投棄、さらにはもみ殻を燃料とした旧式の自家発電設備から発生する有害物質といった環境破壊も課題となっている。
そこで、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業等補助金の交付を受けて、精米工場から発生するもみ殻を燃料としたバイオマス発電事業が実施される。
発電施設の出力は1,816キロワット、年間の発電量は12,790,800キロワット時の見込みだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社フジタのプレスリリース
http://www.fujita.co.jp/information/2017/post_376.html