地域暖房用として、ワルシャワ市民に電力とともに熱も廉価に供給
2017年10月30日、三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、ポーランドの首都ワルシャワ近郊に位置するジェラン(Zeran)で、10月25日(現地時間)、同国の国有石油・ガス会社Polskie Gornictwo Naftowe i Gazownictwo(以下、PGNiG)の子会社であるPGNiG Termika S.A.(以下、テルミカ)向けに受注した天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備(以下、同発電設備)の建設工事に着手したと発表した。
同発電設備は、テルミカが運営するジェランCHP(Combined Heat and Power)プラントの敷地内に建設され、2020年運転開始の予定であり、同国内最先端のGTCCコージェネ施設として、49万kWの電力とともに、32.6万kWに相当する熱も、地域暖房用としてワルシャワ市民に廉価に供給していく。
GTCC発電設備の概要
同発電設備は、M701 F形ガスタービン1基、蒸気タービン1基、排熱回収ボイラー、電気計装設備、その他の機器で構成され、このうち、MHPSは、ガスタービン・発電機、および関連機器を供給する。
また、MHPSの欧州拠点法人は、蒸気タービン・排熱回収ボイラー・電気計装設備など付帯設備などを供給するとともに、プロジェクト全体の取りまとめを行い、遠隔監視や技師の派遣を含めた発電設備の保守・管理を支援する。
(画像は三菱日立パワーシステムズ公式ホームページより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
https://www.mhps.com/jp/news/20171030.html