故障予測アルゴリズムを活用した余寿命推定サービスを実現
2017年10月31日、株式会社日立パワーソリューションズは、設備の保全管理・安定稼働で生産効率向上を支援する予兆診断ソリューション(以下、同ソリューション)に、余寿命推定サービスを実現した予兆診断システム「HiPAMPS-PRO」(以下、同システム)を新たに追加し、2017年12月1日からグローバル市場で提供開始すると発表した。
近年、設備保全業務では、定期的なメンテナンスから、事前に設備の状態変化を検知し、故障の回避・機器の稼働率向上や保守費用の低減を実現する取り組みが広がっており、柔軟に設備保守計画を立案するために、設備の高精度な余寿命推定へのニーズが高まっている。
HiPAMPS-PROの特長
同システムは、スイス連邦・チューリヒに本社を置くソフトウェア会社Cassantec AG.が持つ故障予測アルゴリズムを活用し、故障が発生するリスクを数値化し、予測結果の信頼性を見える化することで、従来のシステムに比べ故障予測精度を格段に高めた予兆診断ソリューションを提供する。
同ソリューションは、統計学や機械学習などを駆使したアルゴリズムで解析して故障時期リスクを数値化し、機械設備の情報や故障履歴情報、あるいは過去のセンサーデータなどを解析して、高精度な故障予測が可能で、機械設備の稼働率を変えた場合のシミュレーションを行なうこともできる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日立 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/10/1031a.html