大空間や斬新な外観デザインが実現可能
2017年10月26日、パナソニックESテクノストラクチャー株式会社は、独自の耐震工法「テクノストラクチャー」(以下、同工法)の非住宅分野での設計対応力向上のため、通常の柱よりもより大きな荷重を支えられる高強度の柱「テクノ柱」(以下、同柱)を開発し、2017年10月31日より設計対応を開始すると発表した。
同工法は、木造でありながら鉄骨造に引けをとらない強度と機能性を併せ持ち、耐震性に優れており、従来の木造建築では難しかった大空間や斬新な外観デザインが実現できる。このため、店舗や高齢者施設などの非住宅分野でも需要が高まっている。
このたび開発された同柱により、レイアウトの自由度にこだわる店舗やオフィスなどの木造大規模建築物への対応力が向上するとのこと。
「テクノ柱」の特長
同柱は、国産すぎ集成材でできた大断面180mm角の柱で、大きな荷重を少ない柱で支えることができるため、施設食堂などの見通しの良い大空間を実現できる。
また、柱の上部の柱頭金物を4方向から「テクノビーム」が接合可能な形状にして、効率的に梁を配置し、梁サイズを抑えることができる。
さらに、柱の下部には基礎と直結する柱脚金物を採用することで、土台や基礎の立ち上がりなどの障害物がなくなるため、レイアウトの自由度が向上する。
(画像はプレスリリースより)
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パナソニック プレスリリース
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