積水ハウス株式会社は10月30日、戸建・賃貸・店舗併用住宅や高齢者住宅・保育園・病院・ホテルなど多様な建築ニーズへの対応力を強化した新構法「フレキシブルβシステム」を開発し、11月2日より導入する、と発表した。
積水ハウスが1997年に発売した「βシステム構法」は、高さ60mの高層ビルと同じ耐震基準で設計され、柱の位置が自由に移動できるため各階の間取りの自由度が高い。都市の狭小地に対応して250㎜刻みの設計や2.5mのオーバーハングなど、敷地に対応した自由度の高い設計が可能である。
また、各種認定を得ているため、従来3~6か月必要だった審査期間が、が4~7週間に大幅短縮できる。さらに、高品質かつ鉄筋コンクリート(RC)造並みの性能を有し、大幅な工期の短縮を実現した。
新構法「フレキシブルβシステム」は、βシステム構法よりさらに設計の自由度を高め、多彩な空間提案を可能とした。
βシステム構法のラーメン柱より2.5倍の高強度柱「WHコラム」を導入し、構造柱の本数を約25%削減し集約したため、大開口や開放的な大空間を実現した。
高強度梁「WHビーム」の導入により、最大スパン9mが実現可能となったため、柱の無い大空間の店舗、3台並列駐車のビルトインガレージなどの提案が可能となった。
今後、新構法を導入した、戸建住宅「BIENA(ビエナ)」、賃貸住宅「BEREO(ベレオ)」、多用途併用住宅「BEREO PLUS(ベレオプラス)」を同日発売することで、都市部の多様化する建築ニーズに対応し、3・4階建て中高層建築の市場競争力を強化するとのこと。
(画像はプレスリリースより)
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積水ハウス株式会社のニュースリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/