積水化学工業株式会社住宅カンパニーは10月23日、積水化学工業株式会社創立70周年記念商品として、新2×6ユニット工法による木質系ユニット住宅「グランツーユーV(ファイブ)」の全国(北海道、東北、沖縄を除く)での本格販売を10月28日(土)より開始する、と発表した。
住宅市場は全体的に縮小傾向だが、実情を見ると、建替え市場は縮小、建売市場は拡大、新築市場も拡大している。拡大している市場の多くが一次取得者層(ファーストバイヤー)と想定される。
そこで、積水化学工業は、若い子育て世帯が中心で予算・耐震性能・耐久性に対する要求に厳しい一次取得者層をターゲットとして、最高級木質系ユニット住宅「グランツーユー」の強度・施工精度をさらに高め、外観デザインも充実させた「グランツーユーV(ファイブ)」を発売する。
グランツーユーVには、高性能・高強度の新2×6ユニット工法「W5工法」を導入した。
工場内で、天井パネルの設置、一部の内外装・設備工事を行うことで、省力化・効率化を図り、現場工数を従来と比べ約15~20%削減し、従来の2×4ユニット工法の価格と同等以下の販売価格を実現した。
また、グランツーユーVは、ZEH仕様に対応可能で、太陽光発電システム、コンサルティング型ホームエネルギーマネジメントシステム「スマートハイム・ナビ」、定置型リチウムイオン蓄電池「e-Pocket」の3点セットの設置が可能なため、エネルギーの自給自足にも対応するとのこと。
積水化学工業は、ボリュームゾーンを建物本体価格2,000万円前後と考え、2017年4月~9月末まで一部の販売拠点においてグランツーユーVを先行販売したところ、合計約600棟の契約があった。この市場への可能性が確認できたので、今回本格販売を開始したという。
(画像はプレスリリースより)
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積水化学工業株式会社のニュースリリース
https://www.sekisui.co.jp/