総合的なデザインの推奨制度
2017年10月18日、鹿島建設株式会社は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2017年度グッドデザイン賞」(以下、同賞)を2作品で受賞したと発表した。
同賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」の評価を行い、顕彰されるもので、我々のくらし・産業や社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした「総合的なデザインの推奨制度」だ。
家電や車などの工業製品、住宅や建築物、各種サービスやソフトウェアやビジネスモデルなど、様々な分野から応募があり、今年度は応募総数4,495件の中から、1,403件が受賞した。
武蔵野クリーンセンターの概要
武蔵野クリーンセンターは、工場内を見える化し、自由に入れる見学者コースやイベントのできるオープンスペースを整備するなど、これまでにないデザインのごみ焼却施設だ。
審査委員からは、その用途から地域にとって迷惑施設になりがちであるが、市民がごみの問題を見て見ぬふりすることなく、向き合える施設としている点が評価されたとのこと。
Zepp大阪ベイサイドの概要
Zepp大阪ベイサイドは、都心型ライブホールで、振動・音・温湿度の制御や安全性を採用重視し、2,800人がジャンピングしても周辺建物へ影響しにくい造りで、玄関外部の空間を大らかに覆う{ビッグウェーブ壁面}が特徴的だ。
審査委員は、観客のジャンピングによる振動という特殊な条件を逆手にとって、特殊な基礎構造を採用したことを高く評価できるとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
鹿島 プレスリリース
https://www.kajima.co.jp/news/press/201710/18a1-j.htm