超高強度繊維補強コンクリートを水流摩耗部材として活用
株式会社大林組は、この度、宇部興産株式会社と共同開発した超高強度繊維補強コンクリート「スリムクリート」を、京王電鉄京王線多摩川橋梁工事に水流摩耗防止部材として適用したことを発表した。
この「スリムクリート」は、常温で硬化することにより現場打設が可能なコンクリートとなっている。
(この画像はプレスリリースより)
「スリムクリート」の特性
大林組が共同開発した「スリムクリート」は、超高強度繊維補強繊維を取り入れ、180N/m㎡以上の圧縮強度と、8.8N/m㎡以上の引張強度を実現している。大林組はその功績から、2012年1月には公益社団法人土木学会より技術評価証を取得することとなった。
「スリムクリート」はその特性から、部材のスリム化・軽量化に役立てられ、さらには、補強部材としても活用されている。
水流摩耗部材となる「スリムクリート」
今回「スリムクリート」は、京王電鉄京王線多摩川橋梁の橋脚フーチング上部表面防護工に、水流摩耗防止部材として採用されることとなった。
「スリムクリート」は、水流摩耗防止部材としての適性もあり、そのメリットは以下の通りになっている。
①高い耐久性と耐摩耗性
②厚さ数センチの部材から橋梁まで、さまざまな形とサイズに対応可能
③部材のスリム化・軽量化で、空間設計の自由度、使用用途を拡大
②厚さ数センチの部材から橋梁まで、さまざまな形とサイズに対応可能
③部材のスリム化・軽量化で、空間設計の自由度、使用用途を拡大
(プレスリリースより)
大林組は、これからもさまざまな工事に「スリムクリート」を活用し、より多くのニーズに応えていくとともに、安心・安全な社会づくりに貢献していきたいという。
▼外部リンク
株式会社大林組によるプレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20130912_01