積水ハウス株式会社は10月20日、国内建設業界では初めて、事業活動において使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指す「RE100」イニシアチブに加盟した、と発表した。
「RE100(アールイー100)」(Renewable Energy 100%)は、事業に必要な電力を2050年までに100%再生可能エネルギーで調達すること、を目標に掲げる企業が加盟する国際イニシアチブである。国際環境NGOのThe Climate Groupが、2014年英国ロンドンに設立。
米国GE、ドイツBMW、スイスのネスレ、スウェーデンのイケア、米国のナイキ、米国マイクロソフト・グーグル・アップル、中国の遠大集団など世界的に著名な企業が多数加盟している。
日本では、2017年4月株式会社リコーが初加盟した。積水ハウスは、2番目となる。
積水ハウスは、業界に先駆け、2008年低酸素と快適生活を両立する住宅「グリーンファースト」を発売・供給し、これまで650MW超の太陽光発電を供給してきた。
2016年度の新築戸建住宅におけるZEH「グリーンファーストゼロ」の販売実績は、74%に達したが、事業活動において、2016年度に約12万MWhの電力を消費している。
そこで、2019年度より順次FIT制度による電力買い取り制度が終了することから、住宅の余剰電力を積水ハウスが購入することで、再生可能エネルギーの利用を高める。
積水ハウスは、2040年までに事業活動で消費する電力の100%を再生可能エネルギーにすることを目標に、中間目標として、2030年までに50%を再生可能エネルギーで賄うという。
(画像は積水ハウス株式会社のHPより)
▼外部リンク
積水ハウス株式会社のニュースリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/