世界初の竹を燃料として専焼する「山陽小野田バンブーバイオマス発電所」
藤崎電機株式会社は10月18日、山口県山陽小野田市にて、世界初の竹を燃料として専焼するバイオマス発電所「山陽小野田バンブーバイオマス発電所」の起工式を行った、と発表した。
出力約2MW、年間想定発電量約15,800MWh
藤崎電機は、竹林が日本各地で放置され、土砂崩れの原因や隣地への侵入など地域問題となっているため、竹の有効活用方法としてバイオマス発電所での燃料利用を検討してきた。
日本国内では対応可能な燃焼ボイラー製造会社がないため、ドイツ企業のランビォンエナジーソリューションズと燃焼炉の共同開発を行った。
山口県は、林野庁から委託を受け、竹の伐採・チップ化・燃焼など竹バイオマス燃料に関する実証事業を日本で唯一行っており、竹の供給体制が確立している。
このため、藤崎電機は、第1号のバイオマス発電所を、山口県山陽小野田市の小野田・楠企業団地内に建設することを決定した。
山陽小野田バンブーバイオマス発電所は、出力約2MW、年間想定発電量約15,800MWhの世界初の竹専焼バイオマス発電所である。発電量は、一般家庭約4,860世帯分の年間電力消費量に相当する。
今後、藤崎電機は、当該発電所からノウハウを蓄積し、藤崎電機の本社がある徳島県阿南市に第2号機を建設し、放置竹林で悩む日本各地域へ進出し、さらには海外事業展開も目指すとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
藤崎電機株式会社のニュースリリース
http://www.fujisakikk.co.jp/