サルーラ地熱IPP事業において、第2号機の商業運転を開始
国際石油開発帝石株式会社は10月10日、子会社のインペックスジオサーマルサルーラ社を通じ、インドネシア共和国北スマトラ州サルーラ地区で世界最大規模の地熱発電所を建設・運営するサルーラ地熱IPP事業において、第2号機の商業運転を開始した、と発表した。
プロジェクトの事業会社サルーラオペレーションズ社への出資比率は、九州電力株式会社25%、伊藤忠商事株式会社25%、インドネシアのPT Medco Power Indonesia18.9975%、国際石油開発帝石18.2525%、米国のOrmat Technologies,Inc.12.75%である。
IPPは、Independent Power Producerの略で独立系発電事業者のこと。
第1・2号機あわせ出力約220MW
サルーラ地熱IPP事業は、インドネシアで210万世帯に電力を供給するため、総出力約330MWの地熱発電所の建設を目指し、2014年に着工された。第1号機は、2017年3月出力約110MWで商業運転を開始した。
今回の第2号機の商業運転開始により、合計出力は約220MWとなる。
第2号機の電力は、第1号機と同様、インドネシア国営電力公社(PLN社)へ30年間にわたり売電される予定とのこと。
今後、総出力約330MWを目指し、2018年の第3号機の商業運転開始に向け、建設工事を進めるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国際石油開発帝石株式会社のプレスリリース
http://www.inpex.co.jp/news/pdf/2017/20171010.pdf