最後の課題をクリア
清水建設株式会社は9月12日、超大断面道路ランプ部構築工法「SR-JP工法」について施工性を検証する実証実験を行い、良好な結果を得たと発表した。
(画像はニュースリリースより)
「SR-JP工法」は超大断面道路トンネルの地中拡幅部の外殻を小口径シールドの複合体である筒状覆工壁で形成することを特徴としている。覆工壁内部を掘削し、内径30mを超えるような巨大な地下構造物を作り上げる。
清水建設は2004年にこの工法を開発、施工性の検証を最後の課題としてきた。
他社との差別化図る
清水建設はニュースリリースにおいてこの実証実験が試験体製作から配筋作業終了までに約1.5カ月をも要した大掛かりなものだったことを述べるとともに「SR-JP工法」の実用化に必要なすべての施工ステップの施工性を確認できたとし、
当社は今後、大規模地下構造物の出件に際しては、本工法を技術提案の核とすることで提案技術の差別化を図ります。(清水建設ニュースリリースより引用)
としている。
▼外部リンク
清水建設株式会社 ニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2013/2013033.html