ICTを活用した施工品質管理システム「D-SHIP」
大京グループの株式会社大京穴吹建設は10月3日、建設現場における生産性の向上などを目的に、ICTを活用した施工品質管理システム「D-SHIP」を株式会社穴吹カレッジサービスと共同開発し、2017年10月より運用を開始する、と発表した。
施工管理業務を電子化し、帳票やワークフローを一元管理
書面・メール・電話などを用いた従来の施工管理は、現場状況がリアルタイムに把握できない、書類作成が煩雑で作業負担が大きい、協力会社との情報共有が不十分、などの問題があった。
今回開発した「D-SHIP」は、ICTの活用により施工管理業務を電子化し、帳票やワークフローを一元管理する施工品質管理システムである。
D-SHIPは業務を電子化することにより、事務作業の軽減、業務の効率化を図ることができる。安全管理の指示や是正内容が視覚的に確認できるため、正確で迅速な現場対応が可能となる。
また、現場以外の管理事務所などで建設現場の状況がリアルタイムで把握できるため、情報共有が促進し無駄な作業が軽減する。
大京穴吹建設は、今後施工管理する建設現場において、D-SHIPを順次運用していく予定とのこと。
大京グループは、ICT活用を中期経営計画で定め、D-SHIP以外にも、不動産売買仲介業務における「VR内覧サービス」、ビル管理業務における「スマートグラスの活用」などを運用しているという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社大京穴吹建設のニュースリリース
http://www.daikyo.co.jp/dev/files/20171003_2.pdf