キャタピラーは1日、オフロード法2014年基準に適合した次世代油圧ショベル3機種を発売した。
今回新たに発表された3機種は、ミディアム~ヘビーデューティユーザー向けの「Cat 320 油圧ショベル」、「Cat 323 油圧ショベル」そしてライト~ミディアムデューティユーザー向けの「Cat 320GC 油圧ショベル」。いずれも、i-Constructionの浸透しつつある日本の現場を見据え、テクノロジや燃費、メンテナンスコストや安全面など、各要素の向上を図ったモデルだ。
うちCat 320とCat 323には、先進的なテクノロジが随所に盛り込まれている。そのうちの一つが、基準点からバケット刃先までの深さ・高さ・勾配をリアルタイムで認識し、設定した設計施工面までの掘削ガイダンスを行う、標準装備の「Catグレード2D」。キャタピラーによれば、この機能の活用によっては最大35%の作業効率向上が見込めるという。
さらにオプションとして、「Catグレード2D」に多機能10インチタッチスクリーンモニタが加わる「Catグレードアドバンスド2D」、ここへさらにGPS・GLONASSシステムのアンテナと受信機が加わることで、車両の位置情報を把握できる「Catグレード3D」がそれぞれ選択可能だ。
また2機種の他の標準装備としては、操作レバー1本を動かすだけで設計通りの掘削を可能とする、ブームとバケット操作の自動制御機構「グレードアシスト」、モニタを介して境界を設定することで、油圧ショベルの動作が自動停止する「E-フェンス」、そして、動作を停止せずともバケット内の荷の重量を計量できる「Catペイロード」が搭載されている。
標準販売価格はCat 320GC 油圧ショベルが21,676,000円、Cat 320 油圧ショベルが21,976,500円、Cat 323 油圧ショベルが25,348,500円(税別、販売標準仕様で工場渡しの場合)。見積り・相談は最寄りのCatディーラまで。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
キャタピラー プレスリリース
https://prtimes.jp/000000004.000027503.html