再生可能エネルギーの導入に向けた取組み
2017年9月26日、関西電力株式会社は、富山県黒部市宇奈月町の黒部川水系弥太蔵谷川(やたぞうだにがわ)における「弥太蔵谷発電所(仮称)」(以下、同発電所)の建設と、福岡県京都郡苅田町(みやこぐんかんだまち)におけるバイオマス事業(以下、同事業)を推進するための新会社の設立を決定したと発表した。
同社は、2030年までに50万kW程度の再生可能エネルギーの導入を目指して取り組んでいるとのこと。
弥太蔵谷発電所(仮称)の建設計画
同発電所は、過去に廃止された旧弥太蔵発電所における導水路トンネル等・残存設備の一部を改修して有効活用するもので、有効落差は138.3m、最大使用水量は1.39立方メートル/秒であり、最大出力は1,520kW、発電電力量は1,010万kWh/年だ。
今後、必要な手続きを実施した後、2021年4月に着工、2022年12月に営業運転を開始する予定だ。
バイオマス発電事業の概要
同事業は、新松山臨海工業団地内において、木質ペレット等の海外バイオマスを燃料とし、出力約75,000kW、発電電力量約4億8,8880万kWh/年のバイオマス発電所を建設する計画だ。
2019年3月に着工、2021年10月の営業運転開始を目指している。
同発電所は、朝来バイオマス発電所に次ぎ2箇所目で、関西エリア以外における初めてのバイオマス発電所となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
関西電力 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/0926_1j.html