快適な住環境作りに向けた研究を強化
千葉大学と積水ハウスは9月25日、健康な室内環境づくりを目指した実験住宅を建設すると発表した。
千葉大学と積水ハウスは今年4月、千葉大学予防医学センター内に「積水ハウス 健やか住環境創造のためのシックハウス症候群対策研究部」を設立し、研究を進めている。積水ハウスの空気環境に配慮した商品「エアキス」に関して、医学的観点に立った研究をさらに深めるのが目的だ。
今回、この研究について室内化学物質低減によるシックハウス症候群やアレルギー予防の観点を強化するとともに、住み心地の良さや快適性といった住環境についても検証を進めていく方針だ。
実際に滞在して医学的立場から評価
今後は実証実験住宅を建設し、実際に実験住宅に滞在して評価実験を開始する。実験住宅は「エアキス実験住宅」と、「一般的な住宅」の2棟を建設する。
評価実験ではシックハウス症候群の予防法を確立するための発生機序の調査に加え、心拍数や血圧の変動を定量解析して心理的なストレスや癒しといった環境改善要素も探索する。
また、揮発性有害混合物の少ない建材データベースを構築し、居住空間の空気環境に関する建材や施工のコンサルティングシステムについても検討するという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国立大学法人千葉大学、積水ハウス株式会社のプレスリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/