カリフォルニア州ストックトン港に硫酸タンクターミナルを建設
住友商事株式会社は9月21日、住友商事の100%子会社であるINTERACID TRADING S.A.(ITSA)の米国事業会社SULPHURIC ACID TRADING COMPANY, INC(SATCO)を通じて、米国西海岸カリフォルニア州ストックトン港と土地リース契約し、新たに硫酸タンクターミナルを建設する、と発表した。
硫酸タンクターミナルに3万tの硫酸タンクを設置
カリフォルニア州は、米国最大の農業地帯で、農地の土壌改良に硫酸を用いている。最近は水不足が慢性状態になり、水分配効率の高い点滴灌漑方式を導入し、水質調整にも硫酸を使用している。
硫酸タンクターミナルは、米国西海岸カリフォルニア州ストックトン港に建設され、米国西海岸一帯における唯一の硫酸受け入れ拠点となる。
硫酸タンク3万t、希釈設備、貨車・トラック出荷設備などを設置し、総建設費は約20億円の予定。
住友商事は、ターミナルの運営を担うSATCOを通じて、米国西海岸の需要家に対して、年間20万t超の硫酸販売を目指すという。また、硫酸の鉱業向け、水処理剤、肥料製造用途への販売も拡大するとのこと。
ターミナルの建設は、2017年内に着手し、2019年初頭の操業開始を計画しているという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
住友商事株式会社のニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=30316