発電効率、定格出力ともに向上
東京電力フュエル&パワー(東電FP)は9月15日、千葉県富津市の「富津火力発電所」1号系列第4軸の取り替え工事を完了させ、高効率化を行ったと発表した。これによって、全13軸のうち5軸の取り替え工事が完了したことになる。
今回のガスタービンなどの取り替えによって、発電効率が47.2%から50.5%へ向上し、定格出力も16.5万キロワットから16.7万キロワットに増加した。
その結果、年間で燃料費を約6億円、CO2排出量を約3万トン削減できる見込みだ。今後は残りの8軸についても、順次取り替え工事を実施していく。
今後も取り替え工事を続行
富津火力発電所1号系列は、液化天然ガスを燃料にする、定格出力16.5万キロワットのコンバインドサイクル発電設備を6軸有する。2号系列も同じく液化天然ガスを燃料に、定格出力16.5万キロワットのコンバインドサイクル発電設備を7軸有する。
東電FPはこの計13軸について、ガスタービンなどの取り替えを進めている。
東電FPは
燃料費の戦略的削減により、国際競争力のある電力を安定的にお届けするとともに、福島の復興に向けた原資の創出に全力を尽くしてまいります
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像は、東電FPのホームページより)
▼外部リンク
東京電力フュエル&パワー株式会社のプレスリリース
http://www.tepco.co.jp/