地域の森林資源活用
総合エネルギーサービス事業に取り組んでいる、株式会社ファーストエスコ(東京都中央区)グループは、5日、大分県豊後大野市で、地域の森林資源を活用した大規模なバイオマス発電所を開発することを発表した。
7年間の経験と技術を活かして
ファーストエスコグループでは、平成18年から7年間にわたり、大分県日田市において、周辺地域の森林由来燃料や、製材端材など年間12万トンを利用し、発電出力1.2メガワットの「日田ウッドパワー」を運営してきた実績がある。また、福島県白河市においても、同様の取り組みを行ってきた。
今回の発電所は、これまでの経験と技術を活かし、既存の設備の大幅な修正を行うことで、それらをさらに上回る規模をめざしている。年間21万トンの100%木質バイオマス燃料使用で、出力は1.8メガワットになるという計画だ。
また、投資総額は約65億円。発電所開発開始は平成25年10月、竣工および事業開始時期は平成27年を予定している。
地域林業・製材業と連携して振興に寄与
同社グループがバイオマス発電事業を積極的に進める背景には、燃料生産者と、将来にわたって連携していくことで、この事業が地域の林業・製材業の振興に資するという確信があるという。
そのため、今後の事業推進においては、地域の関係者との緊密な連携および協力が欠かせないとしている。
▼外部リンク
大分県大野豊後市 木質バイオマス発電事業について
http://cdplus.jp/company/download/241509/35688.pdf
株式会社ファーストエスコ
http://www.fesco.co.jp/