関西電力の運転・維持管理ノウハウや大量の運転データと、MHPSの設計・製造・建設ノウハウを融合
2017年9月13日、関西電力株式会社(以下、関西電力)と三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下、MHPS)は、AIを活用した国内外の火力発電所向け運用高度化サービス(以下、同サービス)を協働で開発することで、基本合意書を締結したと発表した。
同サービスは、関西電力が持つ火力発電に関する運転・維持管理業務のノウハウや大量の運転データと、MHPSが持つ設計・製造・建設ノウハウを融合し、最先端のAI(人工知能)技術を駆使して、次世代の火力運用サービスの開発・展開を目指す。
火力発電所向け運用高度化サービスの概要
同サービスは、対象となる実際の発電所の運転データとディープラーニング等のAI技術を用いて、コンピュータ上にデジタル・ツイン(仮想発電所)を構築し、燃料等の運転条件を変更した際の影響をデジタル・ツイン上で検証する。
その検証結果を実際の発電所に適用して最適な運用を行うために、2017年度中にボイラ燃焼調整の最適化等のシステムを構築し、2018年度中には、関西電力の舞鶴発電所を対象にして実証試験を実施する。
なお、舞鶴発電所は、石炭を燃料とし、定格出力90万kWの発電設備2式を有し、1号機の運転開始は2004年8月、2号機の運転開始は2010年8月だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
関西電力 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/0913_1j.html