コスト削減や工期短縮に
株式会社大林組は9月5日、1本のボーリング孔で3方向の変位を測定できる3次元地中変位計を開発、トンネル工事の現場に適用したことを発表した。
(画像はニュースリリースより)
開発された3次元地中変位計は、鉛直方向および水平2方向の地盤変位を1本の小口経のボーリング孔内で観測することを可能にしたもの。別々のボーリング孔に計器を設置して計測する必要がなくなり、コスト削減や工期短縮につながる。
安全性も確認
このシステムが初めて適用され、効果が確認されたのは中日本高速道路株式会社発注の新東名高速道路乗本トンネル工事。この工事では既設水路トンネル上側に近接してトンネル断面を掘削する必要があったため3次元地中変位計を用いて水路トンネル周辺地盤を計測が行われ、安全性を確認しながら無事に施工を完了した。
ニュースリリースでは
大林組は、今回の実績を基に、3次元地中変位計を地中構造物構築に際しての高精度かつ効率的なモニタリングツールとして積極的に提案・展開し、安全・安心な施工で社会に貢献していきます。(株式会社大林組ニュースリリースより引用)
としている。
▼外部リンク
株式会社大林組 ニュースリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20130905_01