一層実効性の高い労働災害の防止に向けた取り組み
2017年9月8日、株式会社明電舎は、富士通株式会社が提供する、「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE 安全管理支援ソリューション」(以下、同ソリューション)を、2017年6月より導入したと発表した。
日本国内の労働災害は、長期的には減少傾向にあるが、2016年の死亡者数約1千人・死傷者数約12万人という状況で、実効性の高い防止策や、より安全な作業環境が求められている。
同ソリューションは、温湿度が高い現場における作業者の体調をIoTで常時把握し、急な変化があった場合には休憩を指示するなど、いち早く対応して、労働災害を防止するものだ。
なお、導入したのは、水処理施設や変電所などの様々な作業拠点約100箇所のうち、北海道・宮城県・東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県・愛知県・兵庫県・福岡県の10箇所だ。
システムの概要
同ソリューションでは、作業者が装着した「バイタルセンシングバンド」で測定した温湿度やパルスから、熱ストレスレベルや身体負荷レベルを推定し、事前に設定した条件に該当した場合に、現場を巡回する現場責任者へアラームを通知する。
また、これらのデータを継続的に集計して、高い熱ストレスレベルを生じる期間などの比較や分析を行うことにより、今後の、更なる安全な作業現場の実現に向けた改善策の検討を行うことも可能だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
明電舎 ニュースリリース
http://www.meidensha.co.jp/