戸田建設など、覆工コンクリート打設時の可視化を実現するセンサを開発

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戸田建設など、覆工コンクリート打設時の可視化を実現するセンサを開発

2017年09月10日 18:00

天端部の監視精度を飛躍的に向上

戸田建設は9月7日、超薄型シート状センサ「ジュウテンミエルカ」を開発したと発表した。

「ジュウテンミエルカ」は山岳トンネル工事における覆工コンクリート天端部の充填・締固め作業の状況を、打設スパンの全長にわたって高精度で判定・可視化できるセンサである。

山岳トンネル工事における覆工コンクリート天端部は、セントルの検査窓を閉じた後に、吹上げ打設を行うため、コンクリートの充填・締固め状況を目視で確認することが難しかった。

このため覆工コンクリート背面の防水シート天端部にセンサを取り付け、充填・締固め状況を判定するのが一般的だ。しかし従来のセンサでは、打設スパンの端部や中央などの特定点に限定した監視しかできないという課題があった。

点ではなく線で監視する画期的なセンサ

そこで新たに開発されたのが、1枚のシート状基材に検知部を密に配置し、広範囲の充填・締固め状況を一度に監視できるセンサである。

点ではなく線状で感知するため、天端部の監視精度を飛躍的に向上し、今まで以上に高度な品質管理が可能となった。

今後は改良を重ね、トンネル以外のコンクリート構造物やその他の用途にも適用を広げる方針だ。また、新技術情報提供システム(NETIS)に登録後、一般への販売も開始する。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

戸田建設株式会社のプレスリリース
http://www.toda.co.jp/news/2017/20170907.html

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