大林組、再生可能エネルギーによりCO2フリー水素を製造するシステムを構築

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大林組、再生可能エネルギーによりCO2フリー水素を製造するシステムを構築

2017年09月10日 03:00

水素の製造から利用までを実証し、システム全体の最適化をめざす

2017年9月6日、株式会社大林組は、同社の技術研究所(東京都清瀬市)において、再生可能エネルギーを利用してCO2フリー水素を製造する水素エネルギーシステム(以下、同システム)を構築し、製造、貯蔵、利用の各段階で実証(以下、同実証)を行うと発表した。

同実証で得られた知見は、既に取り組んでいる再生可能エネルギー発電事業と組み合わせた水素エネルギー供給事業へ参画することも想定して、活用していく。

なお、同実証は、東京都が実施している「事業所向け再生可能エネルギー由来水素活用設備導入促進事業」の助成を受けている。

構築する水素エネルギーシステムの特長

同システムは、技術研究所に設置済みの再生可能エネルギー発電設備(太陽光、風力)の一部の電力を用いて、水電解装置で水を水素と酸素に分解してCO2フリー水素を製造し、気体の状態でタンクに貯蔵する。電力需要に応じて、純水素型燃料電池を稼働し、発電した電気は技術研究所内に供給する。

なお、再生可能エネルギーは天候などによって発電量が左右され、供給が不安定になる場合があるため、蓄電システムを併用して水電解装置へ電力を安定的に供給するシステムを構築する。同実証では、水電解装置と蓄電池容量の最適な組み合わせや、各設備の制御手法などを検証する。

また、同システムは、商用電力の停電時においても自立運転が可能であるため、同実証では、災害時のBCP対応についても検証する。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20170906_01

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