断熱性・止水性の品質および施工効率を向上
2017年9月1日、大東建託株式会社(以下、大東建託)、株式会社カナイおよびフジモリ産業株式会社は、レンジフードファン等からの排気を行うために、建物の壁に設けた貫通孔に取り付けて使用する「換気用不燃性スリーブ」(以下、同スリーブ)を共同開発し、2017年7月21日に特許を取得したと発表した。
同スリーブは、従来品に比べて、断熱性や止水性の品質を良好かつ均一に発揮できるようになり、取り付け作業が簡素化された。
なお、同スリーブの特許出願日は2013年1月15日で、大東建託は、2015年10月より導入を進めている。
換気用不燃性スリーブの特長
同スリーブは、二重管の中間層に予め断熱材が均質に充てんされた二重管構造であり、外壁を貫通させて設置するため、外壁貫通部分にも均一かつ容易に断熱材が到達し、スリーブやダクト外周の断熱処理作業が不要となる。
また、角板のふちに防水テープを貼ることで壁面内への水の侵入を防ぐとともに、施工が容易な構造であるため、施工精度の均一化につながる。さらに、不燃性のため防火性能にも優れている。
さらに、屋外のベントキャップや屋内のダクト等の接続も容易かつ確実となるため、換気ダクト取り付け作業が簡素化され、外壁下地段階の一次止水処理、外壁工事後の二次止水処理という二段階の止水処理が容易になって施工効率が向上する。
(画像はプレスリリースより)
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大東建託 ニュースリリース
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