株式会社商船三井は9月1日、インド・グジャラート州のLNG受入ターミナル建設・運営プロジェクトにおいて、受入基地の中核となるFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)1隻の長期保守操業契約、FSU(浮体式LNG貯蔵設備)1隻の提供、および長期保守操業契約を締結した、と発表した。
プロジェクトは、インドのエネルギー・紡績・不動産業を展開するSwan Energy Limited社が主導する。契約は、プロジェクトの事業主体であるSwan LNG Private Limited社との間で交わされた。
なお、FSRUは、Floating Storage and Regasification Unitの略で、洋上でLNGを再気化し、陸上パイプラインへ高圧ガスを送出する。FSUは、 Floating Storage Unitの略で、洋上でLNGを貯蔵する。
浮体式LNG受入ターミナルプロジェクトは、インド初の新造FSRUプロジェクトで、グジャラート州のジャフラバード地区沿岸に防波堤と桟橋を備えた港湾施設を建設し、FSRUとFSUを係留し、FSRU上でガス化されたLNGを陸上へ送出する、ものである。
商船三井は、Swan LNG社に出資し、ターミナル運営事業のテクニカルパートナーとしてプロジェクトへ参画する。
ターミナルの主要設備は、タンク容量180,000立法mの FSRU1隻、タンク容量135,000立法m~145,000立法mのFSU1隻、防波堤、係留桟橋、陸上施設などである。
LNGの受入能力は、年間500万tとのこと。
ターミナルは、2020年前半の操業開始を予定しているという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社商船三井のニュースリリース
http://www.mol.co.jp/pr/2017/17071.html