建設生産プロセス全体を効率化して、建設業界の生産性を向上し労働力不足を解消
2017年8月25日、株式会社小松製作所(以下、コマツ)は、同社とオリックス・レンテック株式会社(以下、オリックス・レンテック)が、ドローン事業で提携し、「3次元測量業務支援サービス」(以下、同サービス)を開始すると発表した。
建設業界では、高齢化などにより深刻な労働力不足が課題となっており、国土交通省では、建設現場の生産性向上を目標に、調査・測量から維持管理・更新などのすべてのプロセスでICT技術を活用する「i-Construction」を推進している。
同サービスにより、建設生産プロセスを効率化することで、労働力不足を解消することが期待される。
「3次元測量業務支援サービス」の概要
同サービスは、ドローンなどの測量機器のレンタルサービスと、取得した計測データの利活用に必要なソフトウエア機能一式をコマツが顧客に提供するパッケージサービスだ。
オリックス・レンテックは、計測に必要なドローンやGNSSローバーなどの測量機器をコマツに提供し、コマツは、3次元測量業務支援アプリ「UNISURVEY(ユニサーベイ)」(以下、同アプリ)と測量機器をセットにして、10月より顧客に提供する。
なお、GNSSローバーとは、全地球衛星測位システムを搭載した受信機で、同アプリは、計測データの点群自動作成処理などの3次元データを作成し、3次元測量に必要な点群自動作成処理やクラウドストレージ・ビューアーなどを提供する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
コマツ ニュースリリース
https://home.komatsu/jp/press/2017/1193904_1593.html