高炉およびコークス炉から発生する副生ガスを有効利用して、工場内の電力の一部を賄う
2017年8月23日、三菱日立パワーシステムズ株式会社は、中国の鉄鋼企業である鞍山鋼鉄集団有限公司(Anshan Iron & Steel Group Corporation)の第2発電所(以下、同発電所)向けにM701S(DA)X形ガスタービンおよび発電機を受注したと発表した。
今回の受注は、ボイラーを用いた既存発電設備を、高効率の高炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備(以下、同発電設備)に更新するためのもの。
同発電所は製鉄所に隣接しており、高炉およびコークス炉から発生する副生ガスを利用して工場内の電力の一部を賄う計画で、環境負荷を低減し、エネルギーの有効利用にも大きく貢献する。
受注の概要
同発電設備は出力18万kW級で、同社は、ガスタービン、発電機、ガスコンプレッサーのほか、電気集じん機、減速機などの補機を供給する。運転開始は2019年前半の予定。
なお、取扱商社は三菱商事株式会社で、発電機は三菱電機株式会社製だ。
(画像は三菱日立パワーシステムズ公式ホームページより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
https://www.mhps.com/news/20170823.html