大成建設、リニューアルした大型三軸振動台の運用を開始

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大成建設、リニューアルした大型三軸振動台の運用を開始

2017年08月26日 19:00

高加速度化により巨大地震を再現

2017年8月25日、大成建設株式会社は、同社技術センター(横浜市戸塚区)の大型三軸振動台(以下、同振動台)をリニューアルし、運用を開始したと発表した。

同振動台は、大きな加速度(揺れの強さ)で加振することにより、過去に観測された巨大地震や長周期地震動の揺れを再現できる設備だ。

今後、同社は、同振動台を活用して、同社が開発したRC造高層住宅用制振構法「TASS-Flex FRAME」の性能確認実験を行い、巨大地震を模した長周期・長時間の揺れに対する低減効果を確認し、地震対策技術の開発に資するとのこと。

大型三軸振動台の概要

同振動台は、リニューアルにより、最大加速度の水平X方向が1Gから3Gに、水平Y方向と垂直Z方向が1Gから2Gに増加され、過去に観測された巨大地震や長周期地震動だけでなく、想定を上回る巨大地震も再現できるようになった。

また、振動台の最大寸法は従来の4m×4mから6m×6mに拡張されて、戸建住宅や実構造物を想定した大型模型、試験体など多目的な用途に対応できる。

さらに、構造物の天井や間仕切り壁などの様々な部材や、機器類の実物を台上に配置した耐震性能確認実験も可能だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

大成建設 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/

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