大和ハウス工業は8日、同社代表取締役専務執行役員 技術本部長の土田和人氏が、一般社団法人技術同友会主催の「第4回 女性技術者育成功労賞」を授与されたことを発表した。
女性技術者育成功労賞は、2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%程度とする政府目標のもと、役員・管理職への女性登用促進を目的に設けられた賞表彰制度。産業界の女性技術者にとって働きやすい環境を整え、女性の労働機会や活躍の場をひろげることにつながるよう、同賞では女性技術者の育成に功績のあった対象者の顕彰に努めている。
大和ハウス工業では創業50周年を機に、「増やす・続ける・活かす」を柱とした女性活躍促進施策を2005年から実施。従来男性中心であった建設業の技術系職種において、女性従業員の積極採用をスタートさせた。
その後も女性工事担当者の情報交換会開催、技術者向け経営者育成研修に女性技術者の推薦枠を確保するといった取り組みを進め、2015年には大和ハウス工業・フジタ・大和リースのグループ会社3社からなる女性技術者の育成プロジェクトを発足。翌2016年には、グループ会社の女性技術者管理職候補者が参加するフォーラムの開催にこぎつけた。
これら施策が功を奏し、2006年3月末時点で263名であった同社の女性技術者数は、2017年4月時点で787名に増加。また男性中心のイメージが根強い施工現場においても、女性工事担当者数は116名にまで増加しており、うち約20%の社員が育児と仕事を両立させることに成功しているという。
大和ハウス工業では今回の受賞について、これら女性技術者に対する活躍推進の取り組みが評価されたものとしており、今後も多様な人財による多角的な視点を企業経営へ反映させるべく、女性活躍推進を含めたダイバーシティ経営へ積極的に取り組む方針だ。
(画像はプレスリリースより)
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大和ハウス工業 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000837.000002296.html