エジプト国内における電力の安定供給に寄与
2017年8月10日、三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下、MHPS)は、エジプトのカイロ発電公社(Cairo Electricity Production Company、以下、CEPC)から、カイロ・ノース(Cairo North)火力発電所(以下、同発電所)の設備更新工事を受注したと発表した。
同発電所は、首都カイロの北方約20kmに位置し、CEPCが2005年から運営しており、既存の設備は、三菱重工業株式会社がガスタービン発電関連設備を、株式会社日立製作所が蒸気タービン発電関連設備を納入した。また、2014年以降後は、MHPSが同発電所のアフターサービスを引き継いでいる。
同国では、経済成長に伴い、最大電力需要の伸びは年平均6.0%で推移し、電力需要が逼迫した状況で、この度の設備更新工事により、同国内における電力の安定供給に寄与すると期待される。納入および運転開始は2018年度後半の予定だ。
既存天然ガス焚きGTCC設備を高出力・高効率化へ
この度の設備更新工事では、定格出力75万kWの天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備の出力の向上、発電効率の改善や停止時間の低減等をはかる。
なお、発電設備の効率を高めるため、M701F形ガスタービンのアップグレード部品、予備ローター、および蒸気タービンや発電機の部品等を供給するとともに、技術者を派遣して据付・試運転を支援する。また、ガスタービン発電機の部品は三菱電機株式会社が供給する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ ニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20170810.html