大成建設株式会社(東京都新宿区)は、3日、株式会社奥村組(大阪府大阪市)、株式会社錢高組(大阪府大阪市)との共同企業体が、神奈川県鎌倉市で施工中の「JR東日本鎌倉総合車両センター深沢事業所更地化工事」において、国内最大能力を誇る可搬式土壌洗浄処理プラントの本格運転を開始したことを発表した。
工事の発注者は東日本旅客鉄道株式会社 横浜支社で、工期は2014年2月までの予定。
(画像はプレスリリースより)
この工事は、神奈川県鎌倉市のJR東日本鎌倉総合車両センター深沢事業所において、敷地内に残っている工場・事務所等の建屋77棟と、機械・軌道・電気関係設備の解体と撤去、及び鉛などによる土壌汚染等の浄化対策工事を実施するもの。
工事の実施にあたっては、汚染土壌が敷地の外に搬出される量を減らし、粉じん、騒音・振動、交通障害等を極力少なくするために、敷地内で大規模な汚染土壌の洗浄処理を行う。
洗浄処理に用いるプラントは、既存の工場建屋内に設置されるため、周辺環境への影響を大幅に低減させることができる。
この土壌洗浄処理プラント1セットあたりの処理能力は、毎時45立方メートルで、可搬型で、建屋におさまるコンパクトサイズながら、国内最大級の処理能力を発揮する。
今後、鉛、砒素などの重金属や、これらと油類が混在するような、有害物質を含む汚染土壌の洗浄処理作業場面において活用されることが見込まれる。
▼外部リンク
国内最大能力の可搬式土壌洗浄処理プラントが本格稼働
~JR東日本鎌倉総合車両センター深沢事業所更地化工事~
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2013/1353289875180.html