川崎重工業株式会社は7月31日、シンガポールのジュロン・エンジニアリング社(JE社:Jurong Engineering Ltd.)より、タイの発電事業であるバークプライ・コージェネレーション・プロジェクト向けに「カワサキグリーンガスエンジン」3基を受注した、と発表した。
タイ国は、堅調な経済発展に伴い電力需要が増加しており、タイ政府が1992年に創設した電源計画Small Power Producer(SPP)プログラムによるプロジェクトが多数稼動している。
バークプライ・コージェネレーション・プロジェクトはその中の1つで、タイの発電事業者バークプライ・コージェネレーション社(Berkprai Cogeneration Co., Ltd.)が、ガスエンジンとガスタービンのハイブリッドコンバインドサイクルを採用した出力100MW級の発電所を新設するもの
発電所建設は、バークプライ・コージェネレーション社から受注したJE社が請け負う。川崎重工は、JE社に「カワサキグリーンガスエンジン」3基を含むガスエンジン発電設備一式を、2018年2月に出荷する予定とのこと。
ガスエンジンは、1基当たり発電出力7,800kW、世界最高の発電効率49.5%、排出NOxが200ppm以下と世界最高水準の低排出量で、経済性および環境性に優れたエンジンである。
発電所は、2019年6月に運用開始予定で、電力はタイ国営電力会社に売電されるとのこと。
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川崎重工業株式会社のニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20170731_1.html