三菱電機株式会社は、2013年9月より、ベトナムで昇降機事業をおこなう「Melco Elevator Vietnam Co.,Ltd」の株式を買収し、完全子会社化することを発表した。
「Melco Elevator Vietnam Co.,Ltd」は、2008年よりベトナムにおける昇降機事業をおこなってきた。今回の子会社化により、「MITSUBISHI ELEVATOR VIETNAM CO.,LTD」に社名変更される。
(画像はプレスリリースより)
三菱電機は、1973年よりベトナムでの事業をスタートさせた。
これまでベトナムで事業をおこなってきた「Melco Elevator Vietnam Co.,Ltd」は、ベトナム現地代理店のひとつである「Toan Tam Engineering社」と三菱電機との合併会社であり、ベトナムでの昇降機の販売・据付・保守などの事業をおこなうために設立された会社。
2008年の設立以降、「Thang Long TLE Group社」と代理店契約を結ぶことにより、シェラトンホテルやタン ソン ニャット国際空港を含む数多くの施設に、昇降機を納入している。今では、ベトナムで20%以上のシェアを占めるまでに成長した。
近年では、ベトナムの昇降機の需要は、年間4,000台を突破するまでになっている。三菱電機は、今後のさらなる需要の高まりを期待して、今回「Melco Elevator Vietnam Co.,Ltd」を子会社化することとした。
今後は、新しく誕生した「MITSUBISHI ELEVATOR VIETNAM CO.,LTD」が、ベトナムでの昇降機事業を展開していく。三菱電機は、ベトナムでの事業をより一層拡大させていく方針とのこと。
▼外部リンク
三菱電機株式会社によるプレスリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2013/0905.html?cid=rss