丸紅株式会社は7月19日、General Electric社(GE)およびPT Hutama Karya(Persero)社(HK)と共同で、インドネシア国有電力会社PT PLN(Persero)社(PLN)の完全子会社であるPT Indonesia Power(Persero)社(IP)より、タンバロロック複合火力発電所Block3プロジェクトに関する一括建設請負契約を2017年7月14日に受注した、と発表した。
インドネシアは、経済成長に伴い、電力需要が急増しており、発電設備の増強が数多く計画されている。今回のプロジェクトは、その計画の1つである。
タンバロロック複合火力発電所Block3プロジェクトは、インドネシア中部ジャワ州スマランにおいて、既存発電所に出力約780MWの新規複合火力発電所を建設するもの。
IPによる過去最大規模のプロジェクトで、総受注額は約410億円である。
丸紅は、インドネシアで今回のプロジェクトを含め合計約7,600MWの発電所建設実績と、独立系発電事業者(IPP)の事業においても持分約1,500MWの発電容量を保持している。これらの実績により、今回の受注に至ったという。
受注契約は、発電所の設計、調達、土木・据付工事、試運転までを手掛けるフル・ターンキーである。
GEはガスタービン・蒸気タービン、発電機等の主要機器の納入、HKは土木工事、丸紅は排熱回収ボイラーを含む関連補機の調達や据付工事等の取りまとめを行う。
今回のプロジェクトは、丸紅とGEとが初めて共同開発する大型複合火力発電所建設のEPC(設計、調達、建設)案件であり、今後も良好なパートナーシップを発展させたいとしている。
プロジェクトの完工は、2020年中の予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
丸紅株式会社のニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/2017/release/201707191.pdf