三井不動産レジデンシャル株式会社(東京都中央区)、株式会社日立製作所(東京都千代田区)、日立マクセル株式会社(東京都千代田区)は、4日、マンション各住戸内に設置する蓄電池と、ホームエネルギー管理システム(以下 HEMS)の連携システムを、日本で初めて開発したことを発表した。
このシステムは、現在開発中の新築分譲マンション「パークタワー新川崎」(神奈川県川崎市、総戸数670戸)の全住戸に導入される。
システム導入によって、各住戸の電気代が節約できるほか、電力需給ピークカットや非常用電源の確保などが可能となる。
(画像はプレスリリースより)
マンション全体のエネルギー管理を行うのは日立。蓄電部分には、日立マクセルが開発した、世界最小・最軽量の「Energy Station Type C」を採用している。
HEMSと「Energy Station Type C」を連携させるシステムの実現によって、より安価な夜間などの電力料金時間帯に充電し、比較的料金が高い昼間に放電することで、電気代の節約と、電力ピークシフトが促進される。
また、災害時などに大規模停電が発生した場合でも、非常用電源として、住戸の一部の照明やコンセント、インターネットの通信設備などが3時間は利用できる。
(画像はプレスリリースより)
この蓄電システムは、機器を設置した場合の空間設計やユーザーインターフェイス、静音レベルなどの面においても、三井不動産レジデンシャルの協力によって、居住者の満足度向上が図られている。
各住戸の蓄電システムと全体の電力使用量、および、主要な生活家電の個別の電力消費量は自動計測され、使用量はスマートフォンやパソコン、住居内に設置しているインターホンなどから確認できるほか、一部、遠隔からの電源制御も可能。
また、電力使用量を目標管理や電力使用制限要請があった場合も、アラームが自動的に送信される。
▼外部リンク
日立マクセル プレスリリース
http://www.maxell.co.jp/jpn/news/2013/news130904.html
日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
三井不動産レジデンシャル
http://www.mfr.co.jp/