木質バイオマスガス化発電設備市場に、三機工業が本格参入

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木質バイオマスガス化発電設備市場に、三機工業が本格参入

2017年07月18日 03:00

山形県に木質バイオマスガス化発電設備が完成

三機工業は7月12日、木質バイオマスガス化発電設備市場に本格参入すると発表した。

NKCながいグリーンパワーから受注し、山形県長井市寺泉にて建設を進めてきた「NKCながいグリーンパワー株式会社木質バイオマスガス化発電設備」工事が完了し、このほど営業運転を開始した。

「NKCながいグリーンパワー株式会社木質バイオマスガス化発電設備」は、2015年に発電容量2,000kW未満のカテゴリーがFIT制度に設けられて以降、国内では初となる商業運転を行う木質バイオマスガス化発電所。

予想される年間発電量は、一般家庭3,000世帯の年間消費電力量に相当する1480万kWhの見込みだ。

木質バイオマスガス化発電設備の営業を強化

今回の発電設備の建設にあたり、三機工業は発電施設および隣接するチップ製造工場において、ガス化設備・タール燃焼装置などのプラント設備および空調・衛生・電気設備工事などを担当した。

ガス化設備は日本バイオマス開発が、バブコック・ウィルコックス・フェルント社から導入した技術を採用しており、ガスエンジン発電機の発電効率は、この規模の一般的な蒸気タービンに比べて2倍以上の高効率を発揮する。

また、ガス化発電設備で課題となる木質タールは、やまがたグリーンパワーの技術で蒸発濃縮し、全量を燃料として利用する。

三機工業は

日本バイオマス開発株式会社との協業により、積極的に木質バイオマスガス化発電設備の営業を強化していく
(プレスリリースより)

方針だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

三機工業株式会社のプレスリリース
http://www.sanki.co.jp/news/release/article201.html

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