山形県に木質バイオマスガス化発電設備が完成
三機工業は7月12日、木質バイオマスガス化発電設備市場に本格参入すると発表した。
NKCながいグリーンパワーから受注し、山形県長井市寺泉にて建設を進めてきた「NKCながいグリーンパワー株式会社木質バイオマスガス化発電設備」工事が完了し、このほど営業運転を開始した。
「NKCながいグリーンパワー株式会社木質バイオマスガス化発電設備」は、2015年に発電容量2,000kW未満のカテゴリーがFIT制度に設けられて以降、国内では初となる商業運転を行う木質バイオマスガス化発電所。
予想される年間発電量は、一般家庭3,000世帯の年間消費電力量に相当する1480万kWhの見込みだ。
木質バイオマスガス化発電設備の営業を強化
今回の発電設備の建設にあたり、三機工業は発電施設および隣接するチップ製造工場において、ガス化設備・タール燃焼装置などのプラント設備および空調・衛生・電気設備工事などを担当した。
ガス化設備は日本バイオマス開発が、バブコック・ウィルコックス・フェルント社から導入した技術を採用しており、ガスエンジン発電機の発電効率は、この規模の一般的な蒸気タービンに比べて2倍以上の高効率を発揮する。
また、ガス化発電設備で課題となる木質タールは、やまがたグリーンパワーの技術で蒸発濃縮し、全量を燃料として利用する。
三機工業は
日本バイオマス開発株式会社との協業により、積極的に木質バイオマスガス化発電設備の営業を強化していく
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三機工業株式会社のプレスリリース
http://www.sanki.co.jp/news/release/article201.html