安藤ハザマ、橋梁撤去・架設の3Dシミュレーション技術を開発

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安藤ハザマ、橋梁撤去・架設の3Dシミュレーション技術を開発

2017年07月17日 21:00

現地状況やクレーンの動きを忠実に再現

2017年7月13日、株式会社安藤・間と東電設計株式会社は、クレーンによる橋梁撤去・架設工事において、現地状況とクレーンの動きを忠実に再現できる3Dシミュレーション技術(以下、同3Dツール)を開発したと発表した。

都市部において、クレーンを使って橋梁の撤去・架設工事を行う場合、道路の通行止めや鉄道の線路閉鎖を伴うことが多いため、時間的制約が厳しい上に、トラブルや手戻りの発生は絶対に許されない。このため、事前のシミュレーションで作業手順等を確認することが大変重要となる。

これまでのシミュレーションは、想定されるクレーンの動きを2次元の図面上に描画し、周辺との干渉をチェックしていたが、現地状況を細部にわたって正確に把握することや、クレーンの動きを全て確認することは困難であるため、実際の作業では想定外の干渉が発生することもあった。

同3Dツールは、クレーンによる橋梁撤去・架設を、あたかも実際に行っているかのようにシミュレーションでき、トラブルや手戻りの発生を未然に防ぐことが可能となる。

なお、九州旅客鉄道株式会社より発注された、新飯塚駅構内を横断する国道201号立岩大橋の側道橋を、線路閉鎖中に650tトラッククレーンを使用して架設する工事において、同3Dツールを適用する予定。

3Dクレーンオペレーションツールの特徴

同3Dツールは、操作パネル上のトラックボールにより、実際にクレーンオペレーターが操作するような感覚で簡単に画面上のクレーンを動かすとともに、クレーンの一連の動きを記録し、いつでも再現し、容易に修正できる。

また、クレーンの動きを再現する際に、クレーンと周辺との干渉チェックを行うことができる。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

安藤ハザマ プレスリリース
http://www.ad-hzm.co.jp/info/2017/pre/20170713.html

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