木質チップを主燃料とするバイオマス発電所
丸紅は7月10日、「敦賀グリーンパワー発電所」が営業運転を開始したと発表した。この発電所は傘下の丸紅火力が100%出資する「敦賀グリーンパワー」が、発電事業者として運営するバイオマス発電所。
木質チップを主燃料とし、出力37メガワット、年間発電量は一般家庭約7万世帯の電力消費量に相当する。発電された電力は、丸紅が100%出資する丸紅新電力を通じて売電される。
「敦賀グリーンパワー発電所」は福井県敦賀市にある東洋紡 敦賀事業所第二事業所の敷地内に位置し、約2万2,000平方メートルを賃借して、2015年11月から建設工事を進めてきた。2017年4月から試運転を開始し、各種性能試験によって安定運転が可能なことが確認されたため、営業運転の開始へと至った。
再生可能エネルギーの発電事業に注力
丸紅は国内電力事業では現在、18案件の開発・運営を行っている。このうち再生可能エネルギー分野では太陽光発電事業、風力発電事業に加え、小水力発電事業にも積極的に取り組んでいる。
丸紅は今後も引き続き、再生可能エネルギー利用の普及と電力の安定供給、地域経済の活性化への貢献を目指して、再生可能エネルギーの発電事業を積極的に展開する方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
丸紅株式会社のプレスリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/2017/release/201707101.pdf