2017年7月11日、ジャパンホームシールド株式会社は、構造計算に基づく基礎応力検討による改良杭配置の設計と、独自のクラウドネットワークシステムによる施工管理を取り入れた「B-STR(ビー・ストラ)管理システム」(以下、同システム)によるサービスの提供を開始すると発表した。
近年は、地盤改良杭における施工データの偽装問題などが発生しており、可視化できない建物基礎や地盤の強度等の重要性が改めて認識されている。
同社は、戸建住宅の地盤調査・構造設計・建物検査を手掛けており、同システムを住宅事業者向けに提供し、安心して暮らせる住宅づくりをサポートする。
地盤調査により地盤が軟弱だと判明し、改良杭等を用いて地盤改良工事を行う際に、同システムでは、建物荷重を計算し、基礎が負担する荷重を算出した上で、基礎の構造計算を行い、最適な改良杭の位置・本数・長さを設計する。
なお、一般的な杭工事では、建物の構造にかかわらず一定間隔で杭を配置している。
また、設計で決められた杭の配置に基づき、地盤改良工事までトータルにサポートし、品質が担保できる認定施工会社により工事を行い、クラウドネットワークシステム(Geo-Web)を活用して地盤改良工事の状況を現場から直接Web上にアップロードし、不正入力や改ざんを防止する。
さらに、複合地盤補強工法設計・施工運用システムを適用した場合には、第三者機関による定期的な運用審査によって公正さを確保するなど、各工程を可視化することでミスや不正の発生を防ぐ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ジャパンホームシールド ニュースリリース
http://www.j-shield.co.jp/pdf/227.pdf