エクソンモービル・ケミカル社向けで年間生産能力130万トン
2017年7月13日、三菱重工業株式会社は、米国向け大規模ポリエチレンプラント2系列(以下、同プラント)を完成させたと発表した。
同プラントは、エクソンモービル社(Exxon Mobil Corporation)の石油化学製品事業を担うエクソンモービル・ケミカル社(ExxonMobil Chemical Company)から2014年に受注し、納期通りに完工させたもの。
なお、米国ではシェールガスの増産を背景に、化学プラント市場が活況を呈しており、同社は2016年4月、化学プラント主要顧客の集積地であるテキサス州ヒューストンに米国三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries America, Inc. 以下、MHIA)の本社をニューヨークから移した。
さらに、2017年1月にはMHIA内に事業開拓の専門部署となるオイル&ガスディビジョンを設置して、体制を強化した。
プラントの概要
同プラントは、反応設備、最終仕上げ、パッケージング、出荷設備などで構成され、同社が運用するモントベルビュー(Mont Belvieu)の既設プラントに隣接しており、年間130万トンのポリエチレンを生産する。
なお、同社がエクソンモービル向けにポリエチレンプラント工事を手掛けるのは、2011年にシンガポールコンプレックスに納入して以来、ボーモントで建設している大規模ポリエチレンプラントと合わせ、3件連続となる。
(画像は三菱重工業公式ホームページより)
▼外部リンク
三菱重工業 プレスリリース
https://www.mhi.co.jp/news/story/1707135869.html