合成樹脂生産工場にバイオマスボイラ1基を新規導入
印刷インキ、有機顔料、合成樹脂の大手であるDIC株式会社は7月5日、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)排出量削減を目的に、合成樹脂を生産する石川県白山市の北陸工場にバイオマスボイラ1基を新規導入する、と発表した。
グループ全体で2013年比0.3%のCO2排出量削減
DIC北陸工場では、燃料を重油から全て天然ガスに置換することにより、CO2排出量を約10%と大幅に削減してきた。
今回は、液化天然ガスボイラの一部を置換し、木質チップを燃料とするバイオマスボイラ1基を新規導入することにより、CO2排出量をさらに約12%削減する計画である。
バイオマスボイラ設備は、2018年1月稼動予定とのこと。
DICグループは、2016年度から中期目標として、CO2排出量を2020年までに2013年比7%減、を掲げた。今回の設備導入は、グループ全体で評価すると、2013年比0.3%の削減に貢献するという。
DICグループは、今まで工場・研究所・オフィスなどからのCO2排出の削減に取り組み、再生可能エネルギーの導入に努めてきたが、今後も地球温暖化防止への取り組みを継続し、サステナブルな社会の実現に貢献するとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
DIC株式会社のニュースリリース
http://www.dic-global.com/ja/release/2017/20170705_01.html