大和ハウス工業株式会社は7月5日、遮音性能を高めた3・4・5階建て重量鉄骨住宅新仕様「skye+(スカイエ・プラス)サイレントスタイル」を、7月6日(木)より、全国(北海道、沖縄県、積雪地、寒冷地を除く)で発売する、と発表した。
国土交通省発表の2014年度・2016年度建築着工統計調査報告では、2016年度の3・4・5階建て中層住宅市場が2014年度より約12%増となり、首都圏、東海地方、近畿地方において今後とも成長が見込まれる。
また、同省の「平成25年度マンション総合調査結果」では、居住者間の行為・マナーをめぐるトラブル第1位は「生活音」34.3%、第2位「違法駐車」24.7%、3位「ペット飼育」22.7%となり、賃貸併用住宅の遮音対策は大きな課題であった。
「skye+サイレントスタイル」は、2015年10月発売の3・4・5階建て重量鉄骨住宅商品「skye」に、新開発の界床構造「SRスラブ55」と標準搭載の「遮音スタッド界壁」を組み合わせ、上下階の床や住戸間の壁の遮音性能を高めた居住空間を確保する新仕様である。
上下階の居室の間は、重量床衝撃音遮音等級「LH‐55」、軽量床衝撃音遮音等級「LL‐45」、空気音遮音等級「D-50」の性能を備えたオリジナル界床構造「SR(エスアール)スラブ55」を開発し、上下階の床の遮音性能を向上させた。現在特許出願中とのこと。
SRスラブ55は、高密度軽量気泡コンクリート(ALC)パネル、高比重防音マット、粘弾性梁上防振材からなる界床構造である。
住戸間の壁は、建築基準法の遮音性能と比較し、2ランク上の「D-50」の性能を備えた特許取得済みの「遮音スタッド界壁」を設置し、隣の住戸から聞こえる音を約1/2に低減した、という。
大和ハウス工業は、skye+サイレントスタイルを、北海道、沖縄県、積雪地、寒冷地を除く全国で、2017年7月6日より販売する。
本体工事価格は、3.3平方m当たり税込101.1万円から、である。
販売目標は、「skye」で年間300棟とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大和ハウス工業株式会社のニュースリリース
http://www.daiwahouse.com/