測量から計算、結果の出力までの測量作業を効率よくスムーズに遂行
2017年7月6日、株式会社熊谷組は、建設業における生産性向上を図る「i-Construction」推進の取組みのひとつとして、音声入力機能を有した水準測量支援アプリ「VOISL、Voice Input System for Leveling」(以下、同アプリ)を開発したと発表した。
同アプリは、iPad/iPhone用で、野帳・電卓・鉛筆・図面を用意することなく、測量から計算、結果の出力までの水準測量作業を計算ミスすることなしに効率よくスムーズに進めることが可能となり、従来の方法と比較して測量時間が約30%短縮することが見込まれる。
開発した水準測量アプリの概要
同アプリは、iPadと接続したマイクを使用して読み値を音声入力できるため、標尺を視準しながら、野帳を見る必要がなく、アプリが自動的に音声入力した数値を復唱するため、イヤホンから入力した数値に間違いがないか確認できる。
また、ベンチマークの基準高、標尺の読み値を直接アプリに入力・登録でき、機械高や地盤高を自動計算し、実測値との差を算出できる。
さらに、測量結果を、アプリ内もしくはクラウドサーバー(DropBox)内にデータとして保存でき、事務所に設置したパソコンともデータの共有して、過去の測量データは、図面もあわせて表示することが可能であり、測定位置などメモを手書き入力できるため、野帳の代わりにもなる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
熊谷組 プレスリリース
http://www.kumagaigumi.co.jp/press/2017/pr_170706_1.html