エレベーターの動きをリアルタイムに解析し、未来予測を行いながら制御
2017年6月30日、東芝エレベータ株式会社は、建物内でのエレベーターの動きをリアルタイムに解析し、未来予測を行いながら制御する「リアルタイム割当制御機能」を搭載した新群管理システムGA-2000を発売したと発表した。
同制御機能により、従来機種に比べ、最大待ち時間が39%、平均待ち時間が6%向上した。また、最適なエレベーターの運行管理を実現する乗場行先階登録システム「Floor NAVI」にも対応している。
GA-2000の主な特徴
リアルタイム割当制御機能(以下、RTS)は、エレベーターの運行状況をリアルタイムに解析し、この先エレベーターが呼ばれる階などを予測しながら計算した運行スケジュールをもとに運行サービスを評価して、各階にエレベーターを割り当てる群管理システムだ。
また、省電力割当機能は、RTSが予測した運行状況から、運行するエレベーターを選択して台数を抑え、常時消費電力を抑える機能だ。
乗場行先階登録システム「Floor NAVI」の概要
同システムは、エレベーター乗場に設置された乗場行先階登録装置で行先階を登録すると、画面に指定されたエレベーターの番号が表示され、利用者は指定された号機に乗車する。
この結果、エレベーターかご内でのボタン操作が不要で、混雑時も乗降がスムーズになる。出勤ピーク時で最大40%輸送能力が向上する。
(画像は東芝エレベータ公式ホームページより)
▼外部リンク
東芝エレベータ ニュースリリース
http://www.toshiba-elevator.co.jp/